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2007年 03月 31日
ブルース・ブラザース脇役シリーズ←勝手に決めました。今回はキャブ・キャロウェイ(Cab Calloway )です。孤児だったジェイクとエルウッド達を昔面倒みたカーティス(Curtis)役で出演してます。孤児院に住み込み二人に教会に行くようアドバイスしバンド再結成のきっかけを与えました。コンサートでは遅れてきた二人の幕間つなぎに「ミニー・ザ・ムーチャー"Minnie the Moocher" 」を歌いピンチを救う番頭さんのような良い働きをします。カーティスという名前は、カーティス・サルガード(Curtis Salgado)オレゴン州ポートランド生まれのブルースミュージシャンに対する敬意を表しての命名です。若いときの写真はプリンス殿下クリソツです。January 12,1940撮影
キャブ・キャロウェイは1907年12月25日クリスマス!に生まれました。クラシック音楽をたしなみ、最初は法律家になろうとしたらしいのですが、途中からジャズの世界へと自分のバンドを持って歌うようになり、1931年ころ有名なニューヨークのコットンクラブへデュークエリントン楽団と交代で出演した。ミニー・ザ・ムーチャーは1920年代に作った自作曲らしい。歌うスタイルが白い歯を剥いてニカッ!全身を使って表情豊かに踊りながら歌う、エンターティナーらしくサービス精神旺盛ですね、それとスキャットと造語をふんだんに使う歌唱法のパイオニアではないでしょうか(未確認)。アメリカのミュージシャンからはエリントンと並ぶほどの伝説的尊敬を受けており、撮影のときは巨匠なのに壁を作らずいろんな昔話を聞かせてくれたそうです。ただ、日本ではジャズ愛好家からは彼のエンタメスタイルが理解されず好まれないようで人気がない一因かと。 撮影では、キャブと監督の間で音楽観で対立があり一時険悪なムードになり監督が胆を冷やしたこともあったらしい。キャブは撮影当時流行したディスコアレンジで歌いたいとの希望が強く、監督の1930年代の懐古趣味方針の伴奏が不満のままレコーディング。キャブはどう?と聞いたので「良くない」と答えたら、キャブの顔色が変わった、監督が「あなたらしくグレートに」と要望したら「なんだ、それでいいのか」と噛み付き険悪な沈黙のあと、彼は立派に歌い上げた。その2回目のテイクを採用した。また感想を聞かれたので「グレートです」と応えると、「最初からそう頼め」と捨て台詞を残して去った。監督が胆を冷やしたそう。 キャブ・キャロウェイの1934年の映像はこちら ミニー・ザ・ムーチャーの動画はこちら 映画とそっくりのパフォーマンスですよ。多分
by piafbilliehibari
| 2007-03-31 16:49
| ブルース・ブラザース
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